広告営業|リタイア後のキャリアは?
広告代理店営業のリタイア後キャリアは様々だが、大きくは営業局長まで登った人間とそれ以外とで二分していて、前者は関連会社や取引先へ役員クラスで再就職するケースが多いが、後者については同様に再就職するも役員クラスでなかったり、再雇用制度を活用しているケースが多いように感じる。
註:上記はあくまで主観です。
つまり、広告代理店の雇用システムに乗り続けようとすると、同じ企業につとめていても、退職前後いずれも大きく収入格差がでるということ。しかも、レガシーメディアビジネスの収益規模が今後さらに削られていくであろう流れを見据えると、”持たざる者”の生活はこれまで以上に苦しくなると容易に想像できる。
だとすると、昇格できないリスクに対してきちんと備えることが必要ではないか。広告代理店においては副業の解禁が遅れているが、世の流れにいずれ追いつくとするならば、”フリーランス”として働ける能力やスキームを、現役世代と言われるうちから可能性を探り、タネを育てておく必要がある。
そんな中、主には50代を想定した内容であるものの、このような書籍に出会った。
大人の週末起業 本物の「稼ぐ力」が身につく [ 藤井孝一 ]
結論からいうと、ビジネスヒントを得られるものではなかった(そんなうまい話があれば誰も書籍化しませんよね苦笑)。が、ビジネスのタネを探っていく上で、自身のキャリアの棚卸しの考え方として、フォーマット例が紹介されていた。そこでファクトとして意味のあるキャリアやコネクションを積み上げていくのだ、という視点で仕事を”とりにいく”スタンスを持つことは、むしろ30代のうちから重要だと思われる。
本書籍はあくまで考えるプロセスの紹介だったので、今後について具体的に何をしていくか、について考えを深めていきたい。
広告営業|営業の未来とは?
まず、広告代理店営業は担当するクライアント・担当者によって、業務内容も飲み会の多さも大きく変わってくるので、一般論で語るのは非常に難しい。
ただ、私のケースでいうと、大手クライアント担当のチームで20代前半から30代前半を過ごしていて、その中でも比較的“お付き合い”の少ないストプラ領域やクリエーティブ領域を担当してきた。
自分なりには真摯に、全力で業務に取り組んできたつもりだが、「フリーランスで食っていけるか?」と言われると、恥ずかしながら全く自信がない。
専門のスタッフに負けないようもちろん勉強はしてきたが、自分自信でアウトプットを出すためではなく、かれらにディレクション(ロジカル作戦から泣き落とし作戦までw)をするために過ぎなかったし、
かといって近年電博の営業局の名称が変わったように、「ビジネスプロデューサー」になれるかでいうと、正直プロモーション領域以外のことには疎く、事業の話ができるのか、と言われると、それまたスキル不足としかいいようがない。
他方で副業サイトなんかを眺めていたりすると、ベンチャー企業のデジタルプロモーション業務などで求められているのは、広告領域だけではなく、CRM、システム基盤まで一気通関でのプロデュース能力だったりし、広告代理店で歯車化してしまった営業には歯が立ちそうにもない。
と、すると。一昔前までは大手クライアントの派手なプロモーションで
あれオレ詐欺をして承認欲求を満たす時代はとっくに終了していて、広告代理店営業が学ぶべきは、スタートアップでも展開できるデジタルマーケティングのトータルプロデュース能力なのかもしれない(いや、いまさらだけど一周回って改めてそう思う)。
では、そのとき、目下の仕事と、今後を見据えた能力の習得はどう両立するべきなのか。その点については次の記事で考えてみたいと思う。
【番外編】ビジカジデビューしてみた
基本的には営業畑の私。ずっとスーツで通してきました。
ところがここ1年ほど。社内インターン的な人事でデジタルマーケティングの部署に異動となり、周囲がめちゃめちゃカジュアルで、スーツだと浮くわけです。
そこで勇気を出して(カタチから入るタイプというのもありつつ)ビジカジに倣ってみたんですが、一番の悩んだのがジャケットの下に着る、無地白Tシャツでした。
ちなみにちょっと話が飛躍しちゃってるかもしれませんが、なぜ白Tシャツの話になったかというと、クリーニング代的なメリットを考えると、極力Yシャツの使用は避けたい。
↓
となるとポロシャツかTシャツ。
↓
ジャケットは持ち合わせがあるので、
Tシャツ×ジャケットにすれば一番コスト安そう
↓
どうやらTシャツなら白無地がいいらしい
↓
白Tシャツって透けるやん?!?!
となった次第です。というわけで夏は、透けないTシャツ探しから始まりました。いくつか買って試行錯誤したので、その詳細はまた次の記事に書いていこうと思います。