小遣い制リーマンの生存戦略

現実に震える、アラサー広告代理店営業マンの日々。

広告営業|もう、統計学からは逃げられない?

 

もう統計からは逃げられない?

 

目的変数、説明変数、相関、回帰、クラスター、因子など、聞き覚えはあるけどよくわからない統計のキーワードが飛び交う機会が増えてきているのではないでしょうか。クライアントサイドのデータマーケティング熱が右肩上がりになる昨今、いよいよ統計学から逃げられなくなってきたと感じられている方は多いかもしれません。

かくいう私も大学1年生時に統計学の授業で単位を落として以来、統計学から逃げ続けてきたタイプなのですが、ここ数年、必要に駆られて書籍を読み漁った結果、「このくらいわかっておけばいいんじゃないか?」というところに行き着いた気がします。

 

数式なんか全くわからなくてOK

 

統計学の本を買った方。数式の多さに挫折していませんか?私が学生時代に挫折したのはまさに数式が理由なのですが、実際の業務上はエクセルがすべて計算してくれますよね。なので、知っておくべきは、各指標が何を測るもので、各分析手法は概念的にどういうことをしているのか、に尽きると思います。

 

たとえば「因子分析」でいえば、因子はいろんな変数に共通して影響を及ぼす要素で、因子分析はそれを見つけに行く分析である、ということくらいが分かっていれば良い、というイメージで捉えていればいいと思いますし、

 

さらにクラスタ分析」でいえば、一人一人が色んな個性を持っている時に、どういう側面でみると、みんなが多様性がある状態になると言えるか、という軸を見つけてきて、その軸でグルーピングする、というイメージです。

 

例えば、渋谷の街の人でクラスタリングするなら、年齢だと10-20代に偏りそうですし、居住国で見ても日本が多くてあまり多様性があるとはいえなさそうです。だとするならば、趣味や好きな食べ物で見た方がばらつきそうですよね。そんな感じで、一番ばらつきそうな軸を探してグループ分けするのがクラスタ分析といった具合です。

 

おすすめの統計学の本

 

いくつか本を試しましたが、一番直感的な説明がわかりやすくて、かつ広告代理店マンが把握しておくべき要素がもっとも凝縮されていたのはこちらの本でした。

正直、正規分布が何だとかの基礎の本はすっとばして、こちらの本の数式なんかもすっとばして、各セクションの冒頭とコラムだけ読む、というのがおすすめです。

多変量解析がわかる(ファーストブック) [ 涌井良幸 ]